第2回ワークショップ

2001年9月25日(月)〜2001年9月28日(金)
参加者 和歌山大学学生さん5名 一般の方々4名
指導 野島建設・宮尾さん 瀧川左官・瀧川さんと宮本さん
25・26日は職人さん抜きで宮尾さんに指導を受けて作業を行った。

0925 6箇所の曳き屋と白蟻の巣の穴がまだ塗り厚が足りず埋めきれていないので埋める作業を続ける。宮尾さんが北面に中塗りの仕上高さを示す糸を張り、杉板腰張りの上部水切りに仕上高さを墨打ちする。
1回目に塗った土壁で剥離している部分があったので、その部分を落とした上から接着剤を塗って乾かす。中塗りの不陸調整を行う。

0926 主要ファサードとなる北面中塗りの不陸調整。糸より約10ミリ控えて面を揃える。この時14日に入れたヒゲコのシュロ縄を開いて、隣り合うヒゲコのシュロ縄と交差させる要領で留めながら土を塗っていく。水切り上部にもチリ切れを防ぐヒゲコを15センチ間隔で細かく入れる(これは後で宮本さんからもっと後でも良かったと言われる。ヒゲコが汚れると漆喰の白を汚す恐れがあるから)。
南東角の軒先が溶けている部分に宮尾さんが竹とシュロ縄で下地を組んでくれる。

0927 宮本さんが来る。まず角に桟木で定規を付けている。続いて宮本さんが北面ほぼ凸凹の均された中塗りの上に最後の中塗りを行う。皆そのコテさばきに見とれる。皆で他の面の中塗りの最後の仕上に掛かる。昨日宮尾さんが南東角の軒先に組んだ下地に土を詰め込む。軒ケラバの中塗の欠けている部分を宮本さんに言われて部分的に補修を試みるが、土が着きにくく難しい。

0928 全体の中塗り作業の仕上を行う。


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