第3回ワークショップ

2001年10月9日(火)〜2001年10月11日(木)
参加者 和歌山大学学生さん5名 一般の方々3名
指導 野島建設・宮尾さん 瀧川左官・瀧川さんと宮本さん

1009 西本は東京から直行するも現場入りは10:15となる。
既にSさんとYさんが、前日の雨で流れてしまった中塗り部分を補修に掛かってくれていた。瀧川さんも現場を見に来てくれていた。実は初日は北面の砂漆喰塗と思って意気込んでいた私は多少気抜けする。しかし雨には勝てない。この時、瀧川さんと宮本さんが口をそろえて砂漆喰塗は職人中心で行わなければ無理だと主張される。
・ 砂漆喰は扱いをスピーディーにする必要があること。
・ 適度な平滑さがなければ次の城漆喰塗りがうまくいかないこと。
・ 今回は総持ちにして漆喰の剥離を避けるために砂漆喰全体に寒冷紗を張り込むが、これが撚れたり無理な張力が掛からないことが肝要で、この加減があること。
以上がその理由として挙げられた。我々が手伝う形でo.k.して貰えることを聞く。午後はSさんが仕事で帰られたので、Yさんと2人で屋根南東角の補修と新設した東面開口の上下枠と壁の隙間を埋める作業をする。隙間の奥が深く、一機に埋めるのは難しい。翌日塗り足すことにする。4時頃から雨が降り始める。全体の養生を宮尾さんにお願いし、作業を終える。気がつくと宮本さんがケラバの中塗りはじめ、細かな処理をどんどんしてくれており、助かりました。

1010 雨のため中止。
午後、予定のついた4名の方々と、遅ればせながら瀧川左官さんに挨拶に伺う。自邸(息子さんの瀧川嘉彦氏設計)の中に試みた珪藻土などによる左官仕上を拝見する。また、以前に工事された土蔵や土壁の補修工事記録、ホテル川久の現場写真などを拝見する。古い構造体の工事写真は興味深い。

1011 作業再開。今日は学生さん5名、Hさんが朝から参加。
10日の強い雨で壁が湿って、今回は砂漆喰塗を諦める。9日の中塗り補修の続きと西面旧出入口開口足元の補修を行う。開口足元は扉の仕口部分がすっかり剥離して構造体の柱が露呈しているが、この柱の両側面に鉄釘を5センチ間隔程度に縦一列に打ち立て、棕櫚縄をジグザグに架け渡してから、釘頭部分を棕櫚縄が外れないように柱面に添わせるようにフック状に打ち折る。こうして土壁の取っ掛かりを作り、下塗りの土をのせる。9日の東面出入口敷居下の穴を埋めた土壁の重みで壁表面が膨らんでしまった。これを削り、残っている空隙に土壁を詰める。この日も宮本さんは扉の足元だけでなく、一人で南面一面の中塗り仕上を済ませてくれていた。作業が早い。
午後3:30頃、今回出来る作業を終了してしまったので次回の予定を22日と決め、解散。


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