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2002年4月7日作成/2002年9月10日改訂
概要:
水彩にしろ油彩にしろ、絵の具は画材屋さんに売っているチューブに入ったものを買ってきて描くことが多いと思います。店先には豊富な色数の絵の具が並んでいるわけですが、では私たちは果たして豊かな色彩の世界の中にいることになるのでしょうか。実は逆に、色というものからわれわれは遠ざけられていると言えるのかもしれません。私たちは抽象的な「純粋な赤」とか「純粋な青」とかが、この世の中に存在すると思い込んでいます。でもそれは近代を迎えて豊富な色数を手に入れた結果、生まれた幻影にしかすぎないように思われます。
ここでは赤・黄・青・緑の4色の岩絵の具を買ってきてもらい、顔料を自分の指を使ってニカワで溶くことから始めてもらいました。本当は白と黒も買ってきてもらいたかったんですが、白(胡粉:「ごふん」と読みます。貝殻を焼いて細かく砕いたものが原料となります)はニカワで溶くことが難しく、この2色についてはこちらで用意した白のポスターカラーと墨汁で代用することにします。
描いてもらったのは古代エジプト新王国時代の壁画、ラメセス2世の妃であるネフェルタリのお墓で見られるヒエログリフの一節です。これは絵文字で、健康や幸せや喜びを祈願した短い文句でもあり、言葉の発生という視点にも目を向けてもらいたかったという願いもあります。小さなパピルスの紙片に描いてもらい、紙というきわめて面白い素材にも注意を向けてもらいました。
作品:
| 遠山まゆみ / M. Toyama | 徳山たけみ / T. Tokuyama | 佐藤奈美 / N. Sato | 川口幸子 / S. Kawaguchi | 竹村美枝 / M. Takemura |
| 丸山陽乃 / Y. Maruyama | 小林なつ希 / N. Kobayashi | 内藤陽子 / Y. Naito | 小林佐江子 / S. Kobayashi | 壬生沙織 / S. Mibu |
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